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 古筆切(こひつぎれ)や茶掛けの存在を見てもわかるように、日本には古人の残した筆蹟をむやみに珍重するという不思議なメンタリティがあるが、悪いことではない。たしかに、手紙や文書は、その時々の用途のために構えることなく書かれただけに、その時代や人、人間関係のあり方がそこからあぶり出されてくる。特に遠隔地間でやりとりされた手紙は、一般に内容が詳細で、より多くを語ってくれる。その意味からも、空間的に広がりのある活動をした伊勢の御師たちの資料は面白い。

戦国時代の武将と伊勢の御師 『朝倉家関係文書』 『納所勘定帳』 『大々御神楽献立帳』




伊勢の特権商人、角屋家 『角屋家文書』