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北条団水
北条団水1663-1711
西鶴の一番弟子で京の人。西鶴から発句「団(まどか)なるはちすや水の器(うつわもの)」を贈られ、号を団水とする。他に白眼居士・滑稽堂の号がある。西鶴の死後、大阪に移住して西鶴庵を守りつつ、誠実に西鶴遺稿を整理して世の中に送り出した。団水自身の浮世草子作家、俳諧師としての著作活動は25歳ころからはじまり、晩年までに数多くの作品を上梓する。 なお、いわゆる西鶴作品の多くを非西鶴作とする説がある。もしも西鶴以外の者の作を含むとするならば、その実作者の最右翼に団水がいたはず。ところが、団水の単独作と、いわゆる西鶴作との距離は余りに大きく、作品としての質の差は決定的である。よって非西鶴説は成り立たない。
[団水作の主な浮世草子]
・『色道大鼓』貞享四年(1687) ・『昼夜用心記』宝永四年(1707)
・『武道張合大鏡』宝永六年(1709) ・『本朝智恵鑑』正徳三年(1713) *今回展示
・『日本新永代蔵』正徳三年(1713)