特集の目次へ 古書は語るのトップへ 日本契情始
大本 5巻5冊
栄ゆく花の三月、作者自笑・作者其磧自序。 享保六年(1721)三月、江島屋一良左衛門・八もんじや八左衛門 刊。
(岡谷文庫 913.52/H)

区切り
鳥羽の院にとりついた妖狐を退治した三浦ノ介義孝が、宮中から千歳を妻に与えられるというところから物語りは始まる。元白拍子の千歳は以前から義孝の弟、和田五郎と夫婦の約束をしていた。五郎は家のため、兄のためを考えて二人の関係を断ち切ろうとするが不首尾に終わる。五郎は自ら不行跡を起して、兄から勘当され、国を追われることに成る。この兄弟間の義理と人情の世界に、遊女となって主に尽くす和歌の前を登場させて、遊郭の成り立ちと、「くるわ」における微妙な男女の関係を描きつつ、兄弟の仲を円満に解決し、五郎と千歳が結ばれるという話。
(巻4の1「寡男は聞伝に金銀持て廓の始」6ウ・7オ)
 本文
本文を見る
 本文の拡大
 挿絵
挿絵を見る
  挿絵の拡大