日本契情の始題目へ 挿絵を見る 特集の目次へ 古書は語るのトップへ 白拍子屋仲間が集まって、遊郭を作り上げていく話がますます盛り上がっています。一方では和歌の前と乳母みやの嘆きの話が語られていきます。当時は舞をまい、小歌をうたう美人を白拍子といい、美人でありながら舞のまえない女を黒拍子と呼んでいました。そのような何もしないで「遊んでいる女」が男性と仮の契りを結ぶ遊女に発展し、白拍子と遊女を兼ねる美人が太夫となっていきます。彼女たちを商品として新しい商売を確立し、遊廓という一つの町を形成していく過程が、こじつけ交じりに描かれています。
(巻4の1「寡男は聞伝に金銀持て廓の始」6ウ・7オ)
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