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阿蘇の大外記は夜更けに内裏より帰る途中、盗賊に襲われる事を心配して、何を思ったか着物を脱ぎ烏帽子と下帯だけになって車のなかにうずくまっていました。案の定、盗賊に襲われた裸の大外記は、先ほど衣服を剥ぎ取られた者だと嘘をつきます。身に覚えのない盗賊達は、別の盗賊がすでに襲ったあとだと思い、興ざめして去って行きました。盗賊すらだます機転で難を逃れたという話です。
(巻4の6「夜盗を謀る機転の事」19ウ・20オ)

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