名古屋大学附属図書館長 松浦 好治
平成21年4月1日付で、伊藤義人前館長の後任として着任しました。
伊藤前館長は、従来型図書館と電子図書館を有機的に結合したハイブリッド図書館の構築という構想のもとに、各種の改革やプロジェクトを意欲的に推進してこられました。私の在任中に、その大きな成果にいくばくかの貢献を積み上げることができるよう努力をしたいと思います。
各種データベースや電子ジャーナルなどの発展は、図書館を仕事場とする研究・学習スタイルからコンピュータを使ってそれぞれに研究・学習するというスタイルへの移行を推し進めてきました。これからも、どこからでも情報を入手でき、発信できるという社会への流れば変わらないでしょう。
図書館は、伝統的に、大学という知識社会の基盤でした。高度情報化社会の中でも、図書館は今後も紙情報と電子情報を総合的に扱う基盤であり続けることが期待されています。しかし、図書館が大学コミュニティーや地域社会に対して行う貢献のあり方が従来通りでいいわけはありません。間違いなく図書館は大きな変身を求められています。
研究にせよ、学習にせよ、その活動は、単一大学の閉じた物理的空間の中で完結するものではなくなりました。キャンパスを超え、国境を越え、狭い学問領域をこえた新しい研究や学習の空間を創造し発展させるために、図書館には何ができるのでしょうか。狭い地域を超えたネットワークが重要になる中、人間関係のネットワークも、情報のネットワークもますます開かれたものになっていきます。おそらく、図書館は、各種のネットワークの結節点となり、人間交流の場を提供し、学問横断的な知的環境をはぐくみ、社会の求めを大学の中に伝えるさまざまな試みをすることになるでしょう。その結果、図書館が大学の中の賑わいの空間となるための試みを積み重ねていきたいと考えています。
メールアドレス:matuura@nagoya-u.jp
電話番号:052-789-3663
| 代 | 館長名 | 所属 | 在任 |
|---|---|---|---|
| 15 | 伊藤 義人 | 理工科学総合研究センター →工学研究科(15年4月1日-) | 平成12年4月1日 〜 21年3月31日 |
| 14 | 戒能 通厚 | 法学研究科 | 平成9年11月1日 〜 12年3月31日 |
| 13 | 潮木 守一 | 教育学部 | 平成3年11月1日 〜 9年10月31日 |
| 12 | 齋藤 隆夫 | 経済学部 | 昭和63年11月1日 〜 平成3年10月31日 |
| 11 | 柘植 利之 | 教養部 | 昭和57年11月1日 〜 63年10月31日 |
| 10 | 横越 英一 | 法学部 | 昭和48年11月1日 〜 57年10月31日 |
| 9 | 保田 幹男 | 農学部 | 昭和42年11月1日 〜 48年10月31日 |
| 8 | 加藤 龍太郎 | 文学部 | 昭和37年4月1日 〜 42年10月31日 |
| 7 | 神田 善悟 | 医学部 | 昭和36年11月1日 〜 37年4月1日 |
| 6 | 信夫 清三郎 | 法学部 | 昭和33年11月20日 〜 36年11月1日 |
| 5 | 加藤 龍太郎 | 文学部 | 昭和33年3月31日 〜 33年11月20日 |
| 4 | 大島 福造 | 医学部 | 昭和27年11月1日 〜 33年3月31日 |
| 3 | 松阪 佐一 | 法学部 | 昭和24年8月29日 〜 27年11月1日 |
| 2 | 杉田 直樹 | 医学部 | 昭和21年1月26日 〜 24年8月29日 |
| 初 | 三輪 誠 | 医学部 | 昭和14年4月1日 〜 21年1月26日 |