散逸構造理論とシナジェティクスが情報システム のマネジメントに対して持つ意味 = Dissipative Structure Theory, Synergetics, and Their Implications for the Management of Information Systems / Ziming Liu ; 鈴木康生訳

JASIS. 47(2):129-135, 1996


目次


散逸構造理論とシナジェティクスは、さまざまな 分野における自己組織化の現象に関して大きな意 味を持っている。本論は、それらを情報システム のマネジメントに応用する試みである。はじめに 散逸構造理論とシナジェティクスの概要を述べ、 次にそれらが情報システムに応用できる理由を示 す。情報システムの運用では、秩序性が支配的で あり、かつ、たいへんに重要である。情報科学と は、潜在的なユーザに情報をよりアクセス可能に する知識についての科学であるとみなすことがで きる。情報システムにおけるエントロピーの5つ のタイプを分析する。散逸構造理論と伝統的なマ ネジメント理論の関係についても論じる。情報シ ステムのマネジメントに対して持つ意味には、次 のようなものがあげられる。システムを非平衡状 態に維持すること、変化に対する開放性、ダイナ ミックな協同的振舞いの活性化、及び、変動の選 択的増幅。

はじめに

近年、図書館情報学の研究では、他の分野の理 論や技術が頻繁に、かつ、生産的に利用されてい る。導入された視座は、問題を新鮮に眺めたり、 新しい考えや解法を生み出すのに役立つ。これま での研究の大半は、社会学、経済学、心理学とい った特定の社会科学分野を図書館情報学の研究へ 応用したものであった。

本論では、自然科学に間接的に由来する理論を 考察する。非平衡不安定性、散逸構造、及び協同 現象の研究は、仮説的な化学反応の単純なモデル というささやかな始まりから爆発的に発展して様 々な分野における自己組織化の現象に関して大き な意味を持つダイナミックな領域となっている。 たとえば、社会学(Adams, 1982; Welge, 1977)、 経済学(Berry & Andresen, 1982)、文化学 (Carneiro, 1982)、コミュニケーション研究 (Braman, 1994)、マネジメント(Gemmill & Smith , 1985; Jantsch, 1980; Leifer, 1989; Nonaka, 1988)などがあげられよう。

こうした広範な応用にもかかわらず、情報シス テムのマネジメントに関しては、ほとんど注意が はらわれてこなかった。本論は、バックランドの 情報システムに関する概念枠組(Buckland, 1991) を用いて、散逸構造理論とシナジェティクスを情 報システムのマネジメント研究に応用する試みで ある。図書館は全読者に馴染のものであるから、 大半の例は図書館の環境から採られている。本論 がさらなる研究へのささやかな寄与とならんこと を望む。

散逸構造理論とシナジェティクス: 手短な要約

Synergetics: An Introductionの序文で、シナ ジェティクスの創設者であるハーケン(H. Haken, 1978)はこう述べている。「胚や、ましてカオス からの良く組織された構造の自律的な形成は、科 学者が直面している最も魅力的かつ挑戦的な問題 である。...生体と同様、こうしたシステムの 機能は、エネルギー(あるいは物質)の流動によ ってのみ維持することができる。特定の構造や機 能を示すために考え出された人工の機械と対照的 に、こうした構造は自律的に発展する。つまり、 自己組織的なのである。多くのそうしたシステム が、無秩序状態から秩序状態へと移るときに、そ の振舞いにおいて際立った類似性を示すことは、 科学者の多くにとって驚きであった。このことは そうしたシステムが同一の基本原理に従っている ことを強く指し示しているのである。」

古典的熱力学は、平衡あるいは近似的平衡に限 定されていた。多年の研究を経て、ニコリスとプ リゴジン (Nicolis & Prigogine, 1977)は、二つ の全く異なる種類の振舞い、つまり、ある条件の 下で最大の無秩序状態へ向かう傾向と、別の条件 の下での首尾一貫した振る舞いとを示すシステム が存在することを発見した。秩序の破壊は、熱力 学的平衡の近傍において支配的である。秩序の創 造は、システムがある種の非線型の法則に従って いるとすれば平衡から離れたところで起こっても よい。散逸構造理論は、分岐点(対抗するメカニ ズムの限界がまさに超過するところ)での不安定 性の存在が、必ずしもカオスのようなランダムな 振る舞いにつながるわけではなく、かわりに、増 大する不確実性と複雑性を扱うことのできる新し いダイナミックな秩序への機会を提供することを 指摘している(Leifer, 1989)。ニコリスとプリゴ ジン (Nicolis & Prigogine, 1977)はこう述べて いる。「平衡からの隔たりと非線型性とはともに システムを秩序立った形態へと押しやることので きる秩序の源泉かもしれない。」ジョンソン (Johnson, 1988) も述べている。「散逸構造は、 環境変動の位相における自己組織化の能力を持っ ている。自己組織化には複雑性の増大が伴い、複 雑性の増大は、なすべき作用が大きければそれだ け大きなエネルギー消費率の増大を必要とする。 自己組織化とは、古い要素と追加された新しい偶 然的でもあり得る要素との再秩序化であり、それ は、よりスムーズでより秩序立ったエネルギーの 流れを供給する。」散逸構造は、環境との間の高 率のエネルギー交換によって特徴づけられるので ある。

プリゴジンとその共同研究者たち (Nicolis & Prigogine, 1977; Prigogine & Allen,1982)にお いては、不安定性へと導く過剰エントロピー生産 の概念が中心的な役割を果たしてきた。けれども 彼らのアプローチは、不安定な点において何が起 こり、新しく発展する構造を決定する、あるいは 分類する方法を説明していない (Haken, 1978)。 シナジェティクスは、特に、不安定点で何が起こ るかと、不安定点の向こうにある新しい構造の決 定とを探求している。ハーケンの研究 (Haken, 1978) は、不安定性を通過する際の、全く異なる システムの間の極めて大きな類似性を発見した。 不安定性は外部のパラメータの変化によってもた らされる。多くの場合、その詳細なメカニズムは 次のように記述できる。「不安定点の近くでは、 安定した集合運動(モード)と不安定なそれとを 区別してもよかろう。安定したモードは不安定な モードによって奴隷化(操作)され、消滅させら れ得る。一般的に、これは自由度の大幅な削減に つながる。残された不安定なモードはシステムの 巨視的な振舞いを決定する秩序化パラメータとし て働く。結果としてもたらされる秩序化パラメー タに関する方程式は、秩序化パラメータの動力学 を記述するいくつかの普遍的クラスにグループ分 けできる。...確率論的な「力」と決定論的な 「力」(「偶然と必然」)との間の相互作用は、 システムを古い状態から新しい形態へと押しやり どの新しい形態が実現されるかを決定する」 (Haken, 1978)。 このメカニズムは、図書館の発 展に応用でき、また、それを説明できるように思 われる。

散逸構造を同定するには次のようないくつかの 基準がある。すなわち、(1) 有限な情報と結合を しめすこと、(2) 物質とエネルギーの非可逆的な 散逸を通してシステムが維持されること、(3) 開 放エネルギー系のなかにあること、である (Brooks & Wiley, 1986)。「人類が利用している 情報システムは開放系であり、換言すれば、情報 システムの支給と利用は周りの世界から孤立して いないのである」(Buckland, 1991)。情報システ ムは散逸構造とみなすことができる。というのも システムの性能の維持には、周りの環境との間で 持続的なエネルギーと物質の交換−−様々な目的 のための物質の収集、配置、蓄積−−が必要だか らである。

秩序の概念を用いた情報システムの理解

情報システムにおいて秩序の概念は、これまで 考えられてきたよりももっと広範で重要なもので ある。情報システムは秩序立ったシステムとみな すことができる。例えば、図書館は書物の集積以 上のものである。「ファイリングシステムのない 図書館は、確かに、大きなエントロピーをあてが うことのできる、きわめて秩序立っていない状態 にあるのに対して、適正に組織された図書館は比 較的小さなエントロピーしか持っていない」 (Angrist& Hepler, 1967)。

いずれにせよ、人間の知識は情報の秩序化の度 合に基づき利用され得るか、それに大きく依存し ているのである。したがって、情報科学とは、潜 在的なユーザに情報をよりアクセス可能にする知 識についての科学であると看做すことができる。 例えば、図書館ならびに情報検索システムの目的 は、情報とその容れもの(information-as-thing) に対する持続的な秩序化である。ドキュメントは 書名、著者名、件名によって配列される。秩序立 ての変更と増大の技術として、分割、ランクづけ 、ソートが用いられる。索引、抄録、分類、件名 標目、及び目録は、情報の秩序化のツールとして 使われる。ガーヴェイ(Garvey, 1979)は述べてい る。「索引付けされた抄録は論文を捕らえる大き な網として役に立つ」のであり、「個別の雑誌論 文の個別の情報の項目が相互に関係づけられ、こ れらのクラスターがひいては、自己矛盾のない、 意味ある知識の集合となるのである。」ランドリ ーとラッシュ(Landry & Rush,1970)は、ドキュメ ントが索引システムにもたらされるときには、き わめて秩序立っていない状態にあり、索引付けは ドキュメントシステム/ドキュメント探索システ ムのエントロピーの削減を導く、秩序を増大する 作用として見ることができる、と論じた。デイビ スは、語彙の統制はエントロピーを減少でき、特 定性の増大と曖昧性の最小化により蓄積された情 報の秩序化を促進すると述べている(Davis, 1975 ; Shaw & Davis,1983)。このように、書誌情報シ ステムの中心的な特徴は、それが扱う情報資料に 秩序を付加することにある。

アヴラメスキュ (Avramescu, 1980)は、情報伝 達の拡散モデルは非可逆過程を表していると述べ その研究に散逸構造理論を応用した。

グーナティレイク (Goonatilake, 1991)は、情 報の進化の説明に散逸構造理論を用いている。彼 女はまた、情報の自己組織化における人工知能の 役割についても論じている。

秩序は、ある特定の基準、目標、目的のために のみ有効である。ある特定の秩序の存在形態は、 状況が変われば非生産的となるのであり、他の秩 序形態に置換されるだろう。例えば、オンライン 目録・書誌は、検索されたか否かという2つのカ テゴリーに結果を秩序付けるだけで、次に主標目 の(不親切な)アルファベット順に検索されたカ テゴリーを秩序付けるのであれば、オンライン目 録・書誌のあり得べき形態に比べてあまり有益で はない(Buckland,Norgard, & Plaunt, 1993)。明 らかに「秩序」−−および不親切な秩序付け−− の観点から、また、いかに変化する状況が異なる 秩序化を必要とするかという観点から、情報シス テムや情報サービスの理論的分析を拡張する余地 がある。我々はこのあと、秩序化問題の類型をさ らに分析し議論することになろう。

情報システムの手続き、すなわち選定、収集、 配置、利用には、不可避的に様々な問題が存在し ている。問題が適正に解決できないのであれば、 無秩序な状況が出現するだろう。エントロピーは 無秩序の度合の尺度である。システム全体は、そ の部分間の相互作用があるから、部分の総和に等 しいわけではない。ある条件の下で、全体は部分 の総和以上になったり以下になったりする。後者 の状況は、インフラストラクチュアによって付加 された値が干渉し、内部のエントロピー生産が増 大するときに起こる。協同現象は秩序の原因とな るが、相反性は無秩序につながる。ジョージェス ク=レーゲン(Georgescu-Roegen, 1971)は、「無 秩序は、全く不適切な概念ではないものの、きわ めて相対的な概念である。あるものが無秩序であ るのは、ある目標、いや、ある目的に関してだけ なのである」と述べている。分類体系は国によっ て異なる。例えば、法律についての書物は、コロ ン分類法(インド)にしたがえばZであり、LC (米国議会図書館)ではKに分類され、中国標準 分類法ではDであり、ソヴィエト分類法ではXで ある (Liu, 1993)。たとえば、2つの異なる分類 枠組は、個別に使用される場合にはそれぞれ、書 物の分類ではよく機能するだろうが、書架の書物 の分類や配列に同時に使用されれば無秩序が起こ る。協同と調整とは、システム内の様々な構成要 素の結合手段である。システム内の部分間の調整 の欠如は、内部エントロピー生産の主要な理由の 一つである。したがって、内部エントロピーは、 システムの効用を反映するのみならず、システム のインフラストラクチュアが最適化されているか 否かも反映するのである。情報システムにおける エントロピーは、その原因にしたがって、次の5 種類に分けられる。

(1) 構成要素エントロピー

構成要素(図書館員、蔵書、設備、利用者など) の質は、構成要素エントロピーの生産にとって根 本的である。たとえば、不適切な本が選択された り、適切な本が誤った目録や配架のために利用で きなかったりする。慣れない利用者に対する利用 者訓練がなされないために、効果的な図書館利用 が妨げられるかもしれない。

(2) 構造的エントロピー

「どんな組織構造も、その上部組織やより広い 社会的コンテクストに矛盾せず、かつ受容される 必要がある」(Buckland, 1991)。構造的エントロ ピーは、不適切な構造やシステム内の構成要素間 の調整の欠如の結果である。たとえば、不適切な 組織構造は、重複、非効率、責任争いの原因とな る。

(3) 機能的エントロピー

あらゆるシステムは特定の環境の中に存在して いる。他の社会システムと同様、情報システムも システムをダイナミックに保つためには、周りの 世界とエネルギー、物質、及び情報を交換しなけ ればならない。環境との間に相互に受容可能で望 ましい関係を維持しなければならないのである。 交換がスムーズに行われないなら、システムの機 能は正常でなくなり、内部エントロピーが増大す る。機能的エントロピーの原因となるのは、シス テムとその環境との間の調整の失敗である。たと えば、図書館は効率的だが不適切なサービスを提 供することにより、健全な交差境界(cross- boundary)関係をサポートできない。というのも、 そのサービスは、奉仕対象である人々の情報ニー ズに応えていないからである。情報ニーズと情報 サービスとが境界を挟んで適合すべきなのは明ら かである。最近の論文でブラーマン(Braman, 1994)はこう述べている。「あるシステムの進化 発展は、その環境内の他のシステムの発展にとっ て刺激となる。システム間で進化のサイクルが調 整されるようになる場合、その過程は共進化とし て知られている。」

(4) 時宜エントロピー

目録を採られ配架されるまで長期間滞貨してい る新しい本、古臭い知識しか持っていない職員、 時代遅れの蔵書や設備、最新の論文が参照できな い索引や抄録、長い製本期間、これらは全て、情 報システムの貧弱な運用を結果するファクターで ある。時宜を得ることは価値ある資源である。あ らゆるドキュメントは、時宜を得たやりかたで利 用されないならその有用性を失うだろう。

(5) 状況的エントロピー

適合性とは、「コミュニケーションの過程にお いて情報源と行先の間の効率の尺度として」見ら れる (Saracevic, 1975)。すでに述べたように、 エントロピーとはきわめて相対的な概念である。 図書館の利用者が、自分の読めない外国語の書物 を提供されればエントロピーが発生する。図書館 の利用研究によれば、あまりに多くの件数のレコ ードがデータベースで検索されると、なかには困 惑する学生もあった。たとえば、1991年4月15日 にMELVYLは、アメリカの歴史に関して10,346件、 生化学に関して3,725件、海岸生態学に関して613 件のレコードを検索した。ある新入生は、どうや って適切な本を選んでいいのかわからないと不満 を述べたが(エントロピーの過剰)、ドクターの 院生のなかには検索集合は小さいよりは大きい方 がいいと指摘する者もいた (Liu, 1993)。

情報システムのマネジメントに対して持つ意味

マネジメント理論は今日まで、いかに安定性を 追究し維持するかをめぐって発展してきており、 平衡指向(equilibrium-oriented)のアプローチと 考えることができる(Nonaka, 1988)。世界は単純 であり基本的に秩序立っていると想定する機械論 的パラダイムに由来して、マネジメント理論は秩 序立った環境に適合するように組織をデザインす ることに強調を置いて出現した(Leifer, 1989)。 マックス・ウェーバーによって展開された官僚制 の理論は、秩序立った環境にたいするマネジメン トの反応をもっともよく例証している。ウェーバ ー(Weber,1946)を引用すれば、「完全に発達した 官僚機構と他の組織との関係は、まさに機械と機 械を用いない生産様式との関係と同じである。」 科学的マネジメント学派(「機械理論」学派とも 呼ばれる)は、環境を定数と見ており、組織は一 連の明確で定常的な目標を持っておりその重要性 に応じて秩序付けることができると想定している (Hasenfeld, 1983)。科学的学派における単純か つ機械的な人間観を自覚して、人間関係のパース ペクティブでは、フォーマルな組織とインフォー マルな組織の間の平衡を追究しようとする。そも そもルードヴィヒ・フォン・ベルタランフィから 発展したシステム理論の理論的パースペクティブ に基づくシステム学派は、マネジメントの役割を 組織とその環境との間の継続的平衡状態の維持と 見て、組織は「合理性の規範の下で」運用される ようにデザインされなければならないことを強調 する。サイモンのAdministrative Behavior (Simon, 1976)も、カッツとカーンのThe Social Psychology of Organizations(Katz & Kahn, 1978)もこの観点を例証するものである。このパ ースペクティブは自然科学において発展している 新しい包括的なパラダイムを提供してくれるが、 それは、システムを平衡を追究するものとして見 る。それは、あるパラメータの中で動作するシス テムにしか適用できないし、たとえば、変化する 環境に対する反応におけるようなそうしたパラメ ータを超えた深遠な変形は記述しないのである (Gemmill & Smith, 1985; Jantsch, 1980)。一般 システム動力学理論の拡張である散逸構造理論は 人間のシステムに不安定性を導入する理論的基礎 を提供する。

すでに述べたように、情報システムは大きくて 複雑なシステムであり、通常、その社会的技術的 コンテクストに深く根差しているし、それに大き く影響される。外部の変化は内部の反響を生む。 外部の乱れ、技術発展、需要と競争の増大、サー ビスのコストの上昇、及び、資源の希少性は、散 逸構造の用語でいえば分岐点とよばれる臨界条件 を提示する。これは、成功するかどうかはともか くとして何らかの構造化が必要となる点である。 ロセ (Losee, 1990)は、秩序と複雑性に関する熱 力学モデルは、生き残り成長し適応するシステム のモデルの形式的基礎を提供すると指摘した。今 日、情報システムは大きな不確実性に直面してい る。変化する環境にいかに対処するかが情報シス テムのマネジメントの中心課題となっている。散 逸構造理論とシナジェティクスとが情報システム の変形過程のマネジメントに洞察力を提供し得る ことが期待されるのである。

非平衡状態におけるシステムの維持

クーンの科学革命の理論によれば、非平衡は知 識の集積において重要な役割を演じている。クー ン(Kuhn, 1970)は「発見は異常の察知とともに、 つまり、自然が何らかのかたちでパラダイムから 導かれた予測を裏切っていることの認識とともに 始まる。」と述べている。ヤンツ (Jantsch, 1980)もまた、「科学構造の開放性と内部の非平 衡とは、創造的な科学者の研究スタイルに反映さ れる。」と論じている。プリゴジンとスタンジェ ール(Prigogine & Stengers, 1984)は非平衡が秩 序の源泉でありうることを発見したが、この観点 は従来のマネジメント理論では扱われてこなかっ た。ヤンツ(Jantsch, 1980) はさらに「平衡のギ アを入れられたマネジメントは生態系を破壊する こともありうる。」と述べている。組織の進化の ためにいかに適切なカオスを生成するかは、マネ ジメントにとって魅力的な挑戦である。新しい技 能と技術の導入、性能格差の問題提起、仕事のロ ーテーション、需要の刺激、これら全ては何らか の種類の社会的、技術的、あるいは、経済的平衡 を破壊し、変化を推進することができる。カオス の生成は、あらゆる種類のカオスが区別なく導入 され得ることを意味しない点に注意することが重 要である。このことは、どんな種類のカオスが創 造られるべきか、また、カオスをいかにしていつ の時点で再創造するかを考察することを我々に要 求している。たとえば組織の安定期には異なるマ ネジメント・スタイルが奨励されるべきだろう。 ゴールドスタイン (Goldstein, 1988)は平衡を超 えたシステムは純粋に「カオス的」ではなく、平 衡追究過程が完全ではない、あるいは支配的では ないシステムであると述べている。たとえば、留 学生の突然の流入に対して無責任な精神で運用さ れている大学図書館を想像してみよう。留学生の 増大という状況の下でその図書館は何をなすべき かと問題提起する図書館員は、結果として、彼ら に対する責任あるサービスを提供することにつな がるかもしれない。留学生の突然の流入がその図 書館の日常のサービスの平衡を破壊し、その図書 館員の問題提起が変化を生み出す一つのやり方、 つまりサービスの再秩序化であることを理解する のは難しくない。ピーター・ドラッカー(Drucker , 1954) は、組織が成長するのを阻害する主要因 は、管理者たちが、自分の組織が要求するように 態度や行動を変更できないことだと言った。ピー タース(Peters, 1987)は述べている。「成功はカ オス−−絶えざる変化−−を愛する者に来たり、 それを無くそうとする者にではない。」

平衡から離れた条件は、環境との絶えざる新陳 代謝を通してのみ導かれる。その適切な例証は、 外部の環境から予算、職員、物資、及び設備を受 け取り、サービスを提供し、陳腐化した物資を受 け付けない情報システムであろう。したがって情 報システムは自らの進化についての自己決定に関 して自律性を持たねばならない。ノナカ(Nonaka, 1988)は、自らを更新しようとする組織は、自ら を常に非平衡状態に維持しなければならないと論 じている。

選択の役割を吟味するなら、選択と秩序が深く 関連していることを理解するのは難しくない。蔵 書構築も、本質的にはドキュメントの宇宙におけ る秩序の創造であるように思われる。すでに言及 したように、環境からのエントロピーの流れには 明確な徴しはない。たとえば、蔵書政策に適合し ない収書は、たんにスペースを占拠し予算を費消 することができるにすぎない。このことはまたし ても、秩序が何らかの目標や目的に対してのみ適 合することを意味している。熱力学の用語で言え ば、これは内部エントロピーを減少できるのでは なく増大させるだろう。自己組織化能力、つまり エネルギーと物質のコントロールが必要とされる のは明白である。自己組織化の欠如は、結果とし て、システムに利用可能な資源が非適切なものと なることにつながる。平衡から離れた状態に情報 システムを維持することもまたシステムが自律性 を持つことを要求するのであり、そうなれば、シ ステムはその具体的な状況に照らしてもっとも適 切な職員と物資を導入できるだろう。

変化への開放性

平衡から離れたシステムは平衡系に比べ、より 多くの情報を生成可能であり、環境の変化に対し てより敏感である(Goldstein, 1988; Jantsch, 1980)。自らについての情報の生成(自己再帰性) はシステムを非平衡状態へと駆り立てる重要な方 法であり、このことはシステムの進化に関して極 めて重要である。管理者が利用者のニーズや要望 にもっと注意をはらうことが肝心である。情報シ ステムは動的なシステムであり、その社会的技術 的コンテクストによってひどく影響される。シス テムの性能を維持するためには、フィードバック 機構を確立して、計画を、とくに長期計画を練り 直すようにしなければならない。ヤンツ(Jantsch , 1980) はこう指摘している。「戦略的計画は変 動を伴う心的な非平衡構造を生み出すのであり、 変動はその構造の中に供給され何らかの方向への さらなる進化の引金を引くのである。」 Information and Information Systems におい てバックランド(Buckland, 1991)は、次のような 興味深くて重要な問題を提起した。いくつかの情 報サービス、特に図書館や博物館のように非営利 で公的資金をうけているサービスは逆説を提示し ている。つまり、その利用者からのフィードバッ クは一般に弱く、サービスは無責任だとして非難 され、管理者がその環境に与える影響はほとんど 無いのである。しかし、システム理論では、フィ ードバックは組織が適応し生き残るのに欠かせな い。いかにしてそれらの組織は、生き残るだけで なくて(短期的には)危機から開放された (crisis-free)場所として広くみなされているの か。散逸構造理論の用語で言えば、一つの説明は 図書館は非営利で公的資金を受けている組織だと いうものである。その資源は利用者から直接くる ものではない。それらの組織はその予算により資 源の流入を獲得することができる。資源の流入は 内部エントロピーを打ち消しているのだ。したが って、そうした組織は比較的安定している(危機 から開放されている)のである。What Is Life? でシュレディンガー(Schrodinger, 1967)は、同 様の状況をこう説明している。生物は「それが生 きることに伴って生産するエントロピーを打ち消 すために」その環境からの「負のエントロピーを 食べている」のであり「そうして自らをかなり低 いエントロピー水準に維持しているのである。」 仮に図書館が営利組織であり、資源の配分がサー ビスに直接結びついているとしたら、全く異なっ た景観を呈していることだろう。つまり、減額さ れた予算は周りの世界から資源を導入するのを妨 げ、システムは究極の無秩序に到達するだろう。 環境との調整不良が大きければ、それだけ図書館 は自らを更新するのに必要な資源を環境に依存す ることができなくなり、結果的に対処するメカニ ズムが低劣化し、実質的な崩壊へとつながるので ある(Leifer, 1989)。きわめてよく利用される情 報サービスは、より大きな価値を有すると感知さ れており、このことは結果としてより多くの資源 の配分につながる傾向がある。

ダイナミックな協同的振舞いを刺激すること

インテグリティは長い間マネジメントの概念で あった。今日の加速する変化はこの概念に新しい 重要性を与えている。ピーターズ(Peters, 1987) は、より多くの競合はより多くの協力を必要とす る、という逆説を提出している。今日のネットワ ーク環境では、ダイナミックな協力や調整が特に 重要なのである。

情報システムの内部エントロピーはたくさんの ファクターの結果であるが、その中にはインテグ リティの欠如も含まれる。たとえば、組織的な技 術と構造のミスマッチ、蔵書構築、目録作業、及 び参考業務の間の機能横断的な障害、これらは全 て内部エントロピーの増大につながり得る。した がって、凝集性を高めることは内部エントロピー 生産を削減する効果的な方法である。協同指向 (synergy-oriented)戦略は、つねに個別の機能や 実体の最適な組み合わせをねらいとする。協同作 用は、組織構造が適切か否かを決定する道具的基 準として役立つかもしれない。

協同指向戦略をうまく実装するには、創造的な マネジメント作業を必要とする。世界はこれまで よりも複雑になっているから、コミュニケーショ ンが組織内の永続的カオスを回避するために非常 に重要である。プリゴジンとスタンジェール (Prigogine & Stengers, 1984)はこう述べる。 「コミュニケーションを通した安定化と変動を通 した不安定性との間には競合がある。そうした競 合の結果が安定性の閾値を決定するのである。」 この問題を説明するには次のような状況を使うこ とができる。ネットワーク環境の出現や利用者の ニーズの変化に対応して、ある情報機関のディレ クターは、組織の再構成と新しいサービスの提供 をねらいとする新しいビジョンを発展させた。提 案された変化はただちに関係者の集団的抵抗に衝 突した。というのも、自分の仕事を失くしたり自 分の権力が削減されたりするという恐怖にとりつ かれる人もいれば、新しいサービスが新しい技能 を必要とするだろうことを恐れる人もいたからで ある。そうした抵抗を綿密に分析して、そのディ レクターは、新しいビジョンの達成に向けて同意 して働くよう職員を動員するために、教育、コミ ュニケーション、交渉といった様々な方法を採用 し、必要とされる変化を制度化したのである。こ の例が含意するのも、今日の現実が完全なインテ グリティを要求していることである。つまり、組 織的な技術と構造との統合、新しいサービスと変 化する利用者のニーズとの統合、管理者と職員と の統合、及び、変化の定式化と実装化との統合で ある。全体的適合度が高ければそれだけ内部エン トロピーは少ない。広範な情報共有、参加型マネ ージメント、利用者教育、教育の継続、これらは 全てエントロピーを減少させインテグリティを育 成することができる。組織のために新しいビジョ ンを発展させることも協同的振舞いにつながり得 るのである。

単純性とインテグリティとは密接に関連してい るから、目標や計画は理解しやすいようにデザイ ンされるべきである(Peters, 1987)。長大で複雑 な図書館利用案内が十分理解され利用者をその望 む方向にガイドすることは想像し難い。たとえば コミュニケーションの障害を最小にする目的で、 英語と同様に留学生の母国語で図書館の基本的な 規則と手続きに関するちらしを書くべきことが提 唱されている (Liu, 1993)。

変動の選択的増幅

中国人曰く「窮則思変(窮すれば通ず)」。危 機は創造的活動を勇気づけ組織自体を若返らせた りもする(Nonaka, 1988)。危機は新理論出現の欠 くべからざる前提条件とみなされている。科学史 には豊富に実例がある。クーン(Kuhn, 1970)はこ う述べている。「科学的関心を問題のある狭い領 域に集中させ、実験の異常の本質を認識する科学 的精神を準備することによって、危機はしばしば 新しい発見を増殖させるのである。」

マネージメントの最も重要な機能は、変化の創 造だけではなく変動の選択的増幅でもある。変動 は自己組織化過程において重要な役割を演じる。 システムが異なる状態にあれば変動は異なる機能 を果たす。システムが安定状態の時には変動は単 なる動揺にすぎない。そういった場合には変動は 勢力をそがれて消滅する。システムが非平衡状態 にある時、変動は大規模な変動を招き得るし、シ ステムを何らかの新しい形態へと連れ去り得る。 散逸構造理論を用いてこれを「変動による秩序」 と呼ぼう。実際、「非平衡は秩序の源泉」という 視点と「変動による秩序」の原理は日常生活にお いて経験的に発見できるだろう。たとえば、エン トロピー量が非常に高い革新的でない状況で運用 されている図書館を想像してみよう。この図書館 に新しい技術(たとえばマイクロ写真)が突然入 ってくる。その図書館が誰もが変化に抵抗する平 衡追究環境にあるなら、新しい技術は日常業務の 中への闖入物とみなされるだろう。しかし、状況 が十分に非平衡であり、複写需要のテンションが 厳しく、保存スペースが限られているなら、新し い技術(たとえばマイクロ写真)の導入は、容易 く新しい形態への跳躍の引き金となり得るのであ る。ここでの従事者の挑戦は、抵抗を最小に抑え つつ、いかにして、かつ、いつの時点で提案され た革新を実装するかを決定することである。たと えば、上記の例で従事者は、ある特定の条件(複 写需要、限られた保存スペース等)に焦点を絞る ことにより変化を増幅できるのであり、このこと は、マイクロ写真の採用という新しいパースペク ティブへの要求を刺激するだろう。

外部の世界とエネルギーと物質を交換する道筋 で開放系は外部の変化の影響を受けるだろう。こ うした変化は情報システムが直面している変動で ある。バックランド (Buckland, 1991)は述べて いる。「刺激への反応過程は、内部の変更や関係 の変化や外部環境への影響によって変化や適応の 手段を構成している。機会や脅威への反応は目標 達成にとって重要なのである」。情報システムの 外部の変化とは、国の情報政策の変化や現代情報 技術や利用者の構造変化を含むのであり、資源の 配分や再配分が情報システムの変化に結びつき得 るのである。

プリゴジンとスタンジェール(Prigogine & Stengers,1984)は、増幅の理由は「合理的探求の 嫡出子」であると言った。危機は創造的活動を勇 気づけるが、危機の時代は、環境が快適ではなく 資源が緊縮されることもあるので、革新や変化に とって良い時期ではないかもしれない(Hasenfeld , 1983)。したがって、管理者にとっての挑戦は、 組織が危機に直面する前に、選択的にかつ時宜を 得たやり方で変動を増幅することである。その意 味で管理者の役割は触媒に似ている。

結論

情報サービスは、従来に増して変化への圧力が 大きい超不確実性時代に突入している。散逸構造 理論は変化についての新しいパースペクティブを 提供するものとしてますます重要となっている。

図書館情報学の研究者が他の分野の理論を「借 りる」とき、しばしば短期的で表面的であること が注意されてきた。というのも、他の分野にちょ っと手を出しただけでそのニュアンスと複雑さと を理解することは不可能だからである(Van House ,1991)。そうした難しさにもかかわらず、散逸構 造理論とシナジェティクスは、変化する世界にお いて情報システムを管理する上で、重要な役割を 演ずることができるしまたそうすべきであろう。

謝辞

この論文の原稿に関して貴重なコメントをいた だいたマイケル・バックランド教授、アラン・イ ノウエ氏、及び論文審査官に対して感謝します。

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