プロジェクトの範囲:何が対象で何が対象外か

範囲に関する決定は、Shared Print Partnershipのベストプラクティスにて詳説されていることから始めるとよいでしょう。特にシェアードプリントプログラムには、保存されるべき資料を優先順位の高い順に定義した、範囲に関する声明が必要です。以下、図書に関するシェアードプリントプログラムがその共有コレクションの範囲をどのように定義しているか、いくつかの例を示します。

例えば、冊子体の図書のみ/雑誌のみを対象とするのか、それともその両方とするのかといった範囲に関する一部の決定は、プロジェクトの開始時に行うのが最善です。この判断に影響を与える要因としては、プログラムの優先順位、参加館の帯域幅、コレクション分析ツールやサービスによる制限、図書や雑誌の所蔵データのユニークな特徴などがあります。Eastern Academic Scholars’ Trust(EAST)やMaine Shared Collections Cooperative(MSCC)のように、雑誌と図書の両方に焦点を当てたプログラムもありますが、一般的には特定の資料タイプに焦点を当てたプログラムが設立されています。

その他の範囲に関する意思決定は、例えば、対象外とする資料(教科書など)のカテゴリーに同意するなど、プログラムのコレクション全体を注意深く分析する作業の一環として、後で行うことができます。範囲は時間の経過とともに進化することもあります。例えば、最初のコレクション分析プロジェクトで分析するには新しすぎると判断されたタイトルが、後日分析されることもあります。また、特別コレクションの複本まで範囲を広げようとすることもあります。この文書は、何を対象とし、何を対象外とすべきかを主張するものではなく、むしろ図書館に、どのような状況がこれまで続いてきたか、そしてこれからどのように進化していく可能性があるかを示すものです。

現在までのところ、ほとんどの図書に関するシェアードプリントプログラムは、以下のようなものを対象と定義すると決定しています:

プログラムによっては、対象とみなされるものについて、以下のような追加基準があります:

一方以下のカテゴリーは、歴史的にいくつかのプログラムで除外されてきました(多くの場合、コレクション分析ベンダーの提案によります)。同時に、これらのカテゴリーの資料を積極的に追求してきたプログラムもあり、シェアードプリントプログラムのコレクション範囲は、以前は除外されていたものも含めるように、時とともに進化することもあります。

範囲に関する声明の例としては以下のようなものがあります:

最終更新:2025年8月


原文:https://toolkit.sharedprint.org/collections/scope