シェアードプリントプログラムの開始
はじめに
シェアードプリントプログラム(SPP)は、図書館がその集合的な現物コレクション(通常、図書または雑誌のコレクション)を保管、管理し、アクセスを提供するための共同の取り組みです。シェアードプリントプログラムの目的は、学術記録をオリジナルの印刷物の形で保存し、アクセスを提供することであり、通常、特定の版の書籍や雑誌の完全巻など、あらかじめ決められた数の固有のアイテムを保存します。冊子体書籍、冊子体ジャーナル、および/またはその他の資料のためのシェアードプリントプログラムを開始することを検討している図書館グループやコンソーシアムには、考慮すべきさまざまな要因や決定すべきことがあります。新しいSPPはそれぞれ異なり、状況もさまざまですが、この文書では、立ち上げの過程で活用できる推奨事項や情報資源を提供します。
ベストプラクティス
新しいSPPの開始を検討している組織は、次のことを行う必要があります:
- 以下の質問をして目標を検討する:
- どのような資料を保存する予定なのか(参照:コレクションの範囲)
- 図書館にどのくらいの保存期間を求めるのか(参照:保存期間)
- 多様で包括的な集合コレクションを実現するために、プログラムが加盟館のコレクションの強みを最大限に活用するための最善の方法は何か(参照:Diverse Collections: An Interpretation of the Library Bill of Rights)
- 分散型または集中型のどちらのモデルが最も適切か(参照:Collective Collectionに関する Wikipediaのエントリ)。また、これは保存場所の選択肢にどのような影響を与えるか。
- プログラムに最適なコレクション分析ツールはどれか(参照:コレクション分析ツール)
- 希少/ユニークなタイトルをどのように定義および識別するか(参照:希少な資料)
- プログラムではどのくらい複本が必要か 1
- まず、その地域で現在実施されているシェアードプリントプログラムへの参加を検討し、その目標が自組織の目標と一致しているかどうかを確認することから始める。その後、新しいプログラムが必要かどうか、その新しいプログラムが既存のプログラムをどのように補完できるかを判断する。以下は図書や雑誌を専門とするSPPのリストである:
- 冊子体図書:Partnership for Shared Book Collectionsの会員プログラム(パートナーシップ)
- 冊子体雑誌:Rosemont Shared Print Alliance.
- 冊子体図書および雑誌:EPICo - European Print Initiatives Collaboration(国際的な取り組み)
新しいプログラムを作る必要はないと判断し、提案する目標と一致する既存のプログラムに参加したい場合は、コミュニケーション・広報、シェアードプリントプログラムを開始する/参加するにあたっての推奨事項、コミュニティと信頼構築を参考にしてください。
新しいシェアードプリントプログラムを始めることに決めたら、次のことを行う必要があります:
- 以下のようなPartnership for Shared Book Collectionsの情報資源を活用する:
- Shared Print ToolkitのWebサイト(特に以下):
- 会員向けのリソース(特に以下):
- 新任シェアードプリント管理者向け Shared Print 101
- ベストプラクティス(これらはSPPにおける各種作業のガイドになるだろう)。特に、プログラムの開始を検討している、または開始したばかりのプログラムのマネージャーや管理者が参照するのに最適なベストプラクティスを重要度順に示す:
シェアードプリントプリントプログラムが運用開始されたら、パートナーシップのベスト プラクティス評価ツールを使用して評価することができます。
最終更新:2023年9月
原文:https://sharedprint.org/best-practices-for-starting-a-shared-print-program/
脚注
Bogus, Ian, Candace Arai Yano, Shannon Zachary, Jacob Nadal, Mary Miller, Helen N. Levenson, Fern Brody, and Sara Amato. “A Model to Determine Optimal Numbers of Monograph Copies for Preservation in Shared Print Collections.” College & Research Libraries V.84, no. 5 (2023):767- doi:https://doi.org/10.5860/crl.84.5.767.↩︎