名古屋大学
オープンアクセス出版支援

このページでは、オープンアクセス出版を支援するための情報を紹介します。

APC支払の支援

APCとは

論文をジャーナルに投稿してオープンアクセスにするために、Article Processing Charge(APC)と呼ばれる費用が発生することがあります。名古屋大学では研究者の方がオープンアクセス出版を容易かつ安価に行えるよう、複数の出版社と様々な契約を結んでいます。

なお、APCは通常、研究者が個別に支払っているため、大学全体としてのコスト把握が難しい状況です。出版社との交渉や、論文投稿支援の方針を検討するためにも、大学全体でのAPC支払状況の把握が必要です。APCを支払う際は、APC支払調査にご協力願います。

出版社別・APC割引情報

  • 割引率:ACSのページでご確認ください。
    • 名古屋大学は「All ACS Publications Subscribing Institutions」に該当します。「Subscribing Institution Pricing」欄の価格を参照ください。
    • ACSの会員である場合は「ACS member prices」が適用されます。「Member at Subscribing Institution Pricing」欄の価格を参照ください。
  • 対象誌:ACSのジャーナル全て ※一部のジャーナルはハイインパクトジャーナルへの論文投稿支援 [学内限定]も受けられます。
  • 手続き:論文が受理されると著者宛てにメールが届きます。メールの指示に従いAPC割引を受けてください。[詳細]
  • オープンアクセスにしない場合:投稿料はかかりません。
  • 割引率:100%(負担なしにオープンアクセスにすることができます)
  • 割引が受けられる本数:無制限
  • 対象誌:以下5誌(2023/12/31までは*3誌のみ)
  • 手続き:Corresponding Authorの所属が名古屋大学であることが必要です。図書館にて申請を承認しますので、Corresponding Authorは投稿時に大学もしくは機構のメールドメインを使用してください。[詳細] [著者向けマニュアル]
  • 契約期間:
    • 2021/1/1~2023/12/31 この期間内に著者宛に出版決定通知が届いた、*3誌の論文が対象となります。
    • 2024/1/1~2026/12/31 この期間内に著者宛に出版決定通知が届いた、5誌の論文が対象となります。
  • オープンアクセスにしない場合:投稿料はかかりません。
  • 割引率:10%
  • 割引が受けられる本数:無制限
  • 対象誌:リスト [学内限定]※リストに含まれるハイブリッドジャーナル及びフルオープンアクセスジャーナルいずれも対象です。
  • 手続き:著者の所属が名古屋大学であることが必要です。著者の所属機関はE-mailアドレスのドメインによって特定されますので、論文投稿時には大学もしくは機構のメールドメインを使用してください。[著者向けマニュアル]
  • 契約期間:2023/1/1~2024/12/31 この期間内にアクセプトされた論文が対象となります。
  • オープンアクセスにしない場合:投稿料はかかりません。
  • 割引率:選択するオープンアクセスの種類によって異なります
    • 即日オープンアクセスとなるGold OAを選択した場合:100%(負担なしにオープンアクセスにすることができます)
    • 6か月後にオープンアクセスになるGreen OAを選択した場合:割引がありません
  • 割引が受けられる本数:無制限
  • 対象誌:以下3誌
  • 手続き:Corresponding authorが名古屋大学に所属していることが必要です。[著者向けマニュアル] [参考和訳]
  • 契約期間:2023/1/1~2024/12/31 この期間内にアクセプトされた論文が対象となります。

Wiley転換契約 [学内限定]をご覧ください

ハイインパクトジャーナルへの論文投稿支援

詳細はこちら [学内限定]をご覧ください。

APC支払調査

APC支払調査へのご協力をお願いします

名古屋大学のオープンアクセス推進や、電子ジャーナル契約の方策を検討するため、学内におけるAPC支払の実態を把握する必要があります。

ついては、2019年4月1日以降にAPCを含む論文掲載料を財務会計システムに入力する際には、品名の冒頭に「APC:(雑誌名)」と入力してください。
(入力例)APC:Nature Communications

[参考]本調査の依頼通知文書

本調査の対象となるAPC

以下に該当する支払が、本調査の対象となります:

  • オープンアクセスジャーナル(出版社や学会のサイトから無料で公開される雑誌)にAPCあるいはAPCを含む論文掲載料を支払う場合
    例)BioMed Central, MDPI, Public Library of Science(PLOS), Nature Communications, Scientific Reports等への掲載料支払
  • 購読型電子ジャーナルでオープンアクセス・オプションを選び、APCあるいはAPCを含む論文掲載料を支払う場合
    例)Open Access fee, Open Select, Open Choice, APC(Article Processing Charge) , 論文処理費用等の支払
  • その他、オープンアクセスの費用を含む論文掲載料を支払う場合

※他費用と合算して支払う場合、一部でもオープンアクセスの費用であれば対象となります。

ハゲタカジャーナルにご注意ください

ハゲタカジャーナルとは

オープンアクセス誌は、著者が支払うAPC(論文投稿料)をもとに査読や製作が行われ、掲載論文はWeb上で誰でも利用することができます。この出版モデルを悪用し、査読や編集を行わず、APCを不当に搾取するハゲタカジャーナル(ハゲタカ出版社)が存在することが明らかになってきました。

こうしたジャーナルに論文を投稿してしまうと、不当に高額な料金を請求されるおそれがあるほか、その論文を撤回できなかったり、自身や共著者、所属機関の評価・信頼が損なわれたりする可能性もあります。

ハゲタカジャーナルの見分け方

特定の雑誌や特定の特徴を持つ雑誌を「ハゲタカジャーナルである」と断定することは、非常に難しいことです。ハゲタカジャーナルの疑いがある雑誌のリストとしてはBeall's List of Potential Predatory Journals and Publishers(アメリカの大学図書館司書であったJeffrey Beall氏が作成したリストを有志が復活させたもの)がありますが、「ここに載っているからハゲタカジャーナルである」「ここに載っていないからハゲタカジャーナルではない」と直ちに判断することはできません。ハゲタカジャーナルは創刊や廃刊を繰り返すほか、ジャーナルの評価も変化することがあるためです。


投稿する雑誌を選択する際には、こうした危険な雑誌のリストも参照しつつ、その雑誌がハゲタカジャーナルらしき特徴を持っていないかを確認し、総合的に判断することが望ましいといえます。ハゲタカジャーナル情報を検索できるデータベースCabells Predatory Reportsは、疑わしい雑誌の選定基準(Cabells Predatory Reports Criteria)を公開しています。その他にもThink, Check, Submit熊本大学URA推進室のページ京都大学附属図書館による粗悪学術誌啓発リーフレット「粗悪学術誌に関わらないために」など、様々なチェックリストが各機関から提供されています。


ハゲタカジャーナルであることが疑われる雑誌の特徴(一例)

  • 査読のプロセスや料金が明確にされていない
  • 査読にかかる時間が理由なく異常に早い
  • 連絡先が明記されていない
  • 編集委員会のメンバーや所属先が公開されていない、あるいは虚偽がある
  • 著名なデータベースに採録されていないのに、採録されていると偽っている
    以下のデータベースは、そのデータベースで検索できる雑誌を一定の基準のもとに選定し、基準を満たした雑誌やその雑誌に掲載されている論文の情報のみを登録しています。
    • SCOPUS(Elsevier社の総合文献データベース)
    • Web of Science(Clarivate Analytics社の総合文献データベース)
    • DOAJ(基準を満たしたオープンアクセス学術誌を検索できるデータベース)
  • Webサイトの文法やスペルがおかしい
  • 同じ著者が何度も投稿していたり、編集者自らが投稿していたりする

お問い合わせ

〒464-8601 名古屋市千種区不老町
名古屋大学附属図書館 情報管理課 電子リソースグループ(雑誌担当)
E-mail:lib-ers::t.mail.nagoya-u.ac.jp(::は@に置き換え)