研究データ公開支援体制
名古屋大学学術データポリシー
名古屋大学では令和2年10月20日に「名古屋大学学術データポリシー」を制定し、名古屋大学における学術データの管理ならびに公開および利活用の原則を定めました。
名古屋大学学術データポリシー: https://icts.nagoya-u.ac.jp/ja/datapolicy/
名古屋大学 学術データ管理・公開・利活用支援ポータルサイト
名古屋大学では、学術データを適切に管理し、可能な限り公開し利活用に供する活動を展開しており、その一環として支援ポータルサイトも運営しています。
サイトURL:https://rdm.nagoya-u.ac.jp
名古屋大学オープンアクセスポリシー
名古屋大学は、本学の教職員に対し、教職員が執筆する学術論文(共著含む)を可能な限り広く無償で公開することを求めるオープンアクセスポリシーを平成28年4月19日に制定しました。
名古屋大学オープンアクセスポリシー:https://www.nul.nagoya-u.ac.jp/oap/index.html
名古屋大学学術機関リポジトリでの研究データ公開について
名古屋大学学術機関リポジトリ「NAGOYA Repository」では、学術データポリシーに含まれる研究データの登録・公開も可能となっています。登録・公開について詳細はこちらをご確認ください。
チラシ:1分で分かる! 研究データリポジトリ登録(PDF)
- 留意事項
- サーバ容量の関係で、データサイズが大きいなどの場合は対応できないこともあります。
- 研究データを公開するかどうかは研究者ご自身で判断していただく必要があります。
- NAGOYA Repository 登録にあたっての一般的な注意事項をまとめておりますのでこちらもご覧ください。
- 研究データ登録例
- 「稲武観測所におけるMIM-Piで記録された磁気データ」 https://doi.org/10.18999/33569
- 「A physics-based method that can predict imminent large solar flares: data and programs」 http://hdl.handle.net/2237/00032309 ※ファイルサイズが大きいためデータ本体は別サーバで公開
- 名古屋大学での研究データの公開に関するお問い合わせ先
- お問い合わせ先はこちら
- お役立ち動画集(学内者限定公開)
- NAGOYA Repositoryでの学術データ公開について、学内研究者のみなさまに広報することを目的としたショートガイダンスの動画です。どうぞご活用ください。 これらの動画は、名古屋大学情報メディアスタジオの動画配信サービスを利用し、学内者限定公開としています。 ログインを求められた場合は、名大IDまたは機構アカウントで認証して視聴してください(多要素認証も必要です)。
各種分野リポジトリ・商業リポジトリでの公開について
研究データを公開する場所は、NAGOYA Repositoryだけではありません。研究データやそれに付随するプログラムなどを収集・保管・公開する「データリポジトリ」には以下のような種類があります。
- 分野別リポジトリ:特定の分野のデータを対象に収録するリポジトリ
- 汎用リポジトリ:分野を問わないリポジトリ
- Zenodo: https://zenodo.org/
- Figshare: https://figshare.com/
- Mendeley Data: https://data.mendeley.com/
- 機関リポジトリ:所属機関が運用するリポジトリ
- NAGOYA Repository (登録・公開についてはこちら)
- 他大学等、国内の学術機関リポジトリはIRDBから検索できます。 IRDB(学術機関リポジトリデータベース):https://irdb.nii.ac.jp/
データリポジトリの選択は、ご自身の研究内容やデータ公開の目的、研究助成期間の公開用件、投稿先のポリシー、などの各種要件に沿って検討し、使い分ける必要があります。
どのようなデータリポジトリがあるかは、以下のサイト等で検索することができます。
- re3data:https://www.re3data.org/(データリポジトリの横断検索サイト)
- Data repositories (The Open AccessDirectory):http://oad.simmons.edu/oadwiki/Data_repositories(データリポジトリの分野別リスト )
参考資料
オープンサイエンス・研究データ管理に関するオンライン教材等
政策動向
- オープンサイエンス関連の基本ドキュメント
- https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/os-resource
- JPCOAR作成(2021.7公開)。国内のオープンサイエンスに関する政策文書や関連組織のドキュメント等のうち、主要なものがまとまっている。随時更新が行われ、国内の先進事例や政策の動向などが一覧できる。
研究者向け
- はじめての研究データ管理 : 研究室の日常から
- http://hdl.handle.net/2324/4476054
- 九州大学附属図書館作成 (2021.6公開)。国立大学図書館協会の「オープンサイエンスの推進に向けた先導的事業」(令和 2 年度)の予算措置を受け、研究データ管理・公開に関する研究者への啓発活動に用いる e ラーニング教材として製作されたもの。動画メインで、1本ずつが短く、身近な事例から研究データ管理の必要性を啓発しており、親しみやすい内容。
- 研究者のための研究データマネジメント
- https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/records/294
- JPCOAR研究データ作業部会作成(2020.10公開)。大学や研究機関等に所属する研究者の方に向けて作成された教材集。教材は、研究データ管理の場面に応じた12のテーマ別に分かれており、1) 研究者自身が本教材によって必要な知識を得るほか、2) 研究支援者が、各機関の研究環境やニーズに応じた形で本教材を加工し、研究データ管理サービスを提供することを想定している。 学認LMS搭載あり→https://lms.nii.ac.jp/enrol/index.php?id=62(※要ログイン/詳細はこちら)
- オープンアクセスハンドブック. 第2版
- http://hdl.handle.net/2261/72694
- 東京大学附属図書館作成(2017.10公開)。研究者がそれぞれの研究スタイルや研究コミュニティに合った学術研究成果の公開手段を選べるよう、オープンアクセスの沿革と様々な種類のオープンアクセスの実現方法について説明している。また、今後検討が進んでいく、研究の過程で生成・収集されたデータの管理・保存・提供をも対象にしたオープンサイエンスについて、概要と動向を解説。
研究支援者向け
- 研究データ管理サービスの設計と実践. 第2版
- https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/records/607
- JPCOAR研究データ作業部会作成(2021.2公開)。研究支援職員が、研究者の研究プロセスに沿って、研究データ管理サービスの設計と実践の方法を身につけることを目的としている。
学認LMS搭載あり→https://lms.nii.ac.jp/enrol/index.php?id=52(※要ログイン/詳細はこちら)
- RDMトレーニングツール
- https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/records/34
- JPCOAR研究データタスクフォース作成(2017.6公開)。主に大学や研究機関等の研究支援職員に向けて作成されたもので、1) 各学習者が研究データ管理に関する基礎的な知識を得ること、2) 各学習者が自機関における研究データ管理サービス構築の足掛かりを得ること、を目的としている。
- オープンサイエンス時代の研究データ管理
- https://www.nii.ac.jp/service/jmooc/rdm/
- 国立情報学研究所作成(2017公開)。研究データ管理に関する基礎的な知識を得るためのもの。研究活動に伴い研究データがたどるプロセスとその管理のあり方について理解し、研究の再現性と透明性の向上に欠かせない、効果的な研究データ管理を行うための方法について学ぶことができる。概略を学んだ後、各学習者が、所属機関における研究データ管理サービス構築に向けた戦略立案を行うための足掛かりを得られるよう、構成されている。
学認LMS搭載あり→https://lms.nii.ac.jp/enrol/index.php?id=51(※要ログイン/詳細はこちら) ※改訂されていないため、内容に一部古いものが含まれる
- 研究データのための図書館に必要な23のこと
- Witt, M., 23 Things : Libraries for Research Data. Research Data Alliance’s Libraries for Research Data Interest Group, 2015.
- https://rd-alliance.org/system/files/documents/23Things_Libraries_For_Data_Management.pdf
- 2015.10初版公開。英国エディンバラ大学の教材など、研究データ管理を図書館業務に取り入れるために参考になる、実用的な無料のオンラインリソースやツールの概要が紹介されているガイドシート。
- 研究データ管理支援人材に求められる標準スキル (ver.0.1)
- https://doi.org/10.20736/0002000219
- 国立情報学研究所作成(2021.9公開)。各機関において、研究データの管理・共有・公開を実践する上で研究者が直面する様々な課題や障壁を乗り越えていくための各種支援体制整備と、支援を担う人材育成を行う際に活用できるよう、研究データ管理に必要なスキルが研究段階ごとに列挙されている。
- データ管理で研究者を引き付ける:クックブック
- Clare, Connie et al. Engaging Researchers with Data Management: The Cookbook. Open Book Publishers, 2019, 153p., (Open Reports Series, 8).
- https://www.openbookpublishers.com/product/1080
- 研究データ管理に関し研究者と協力するために各地の研究機関が開発した様々な戦略を紹介するもの。世界中の機関から集められた24のケーススタディーを収録している。CC BY 4.0で無料公開。
- 研究データマネジメントの探求
- Andrew Cox; Eddy Verbaan. Exploring Research Data Management. Facet Publishing, 2018.
- https://ebookcentral.proquest.com/lib/nagoyauniv/detail.action?docID=5419702
- 図書館員やその他サポート専門家など、自分の機関で研究データサービスを展開したいと考えている人向けの入門書。名古屋大学構成員は電子書籍で利用可能。
- データライブラリアンのためのハンドブック
- Rice, Robin; Southall, John. The Data Librarian's Handbook. Facet Publishing, 2016.
- https://doi.org/10.29085/9781783301836
- データライブラリアンの実務について解説したテキスト。名古屋大学構成員は電子書籍で利用可能。
学生向け
- Encourage Your Research Journey
- https://alc.chiba-u.jp/eyr/resjrny.html
- 千葉大学アカデミック・リンク・センター(ALC)と千葉大学附属図書館の協働作成(2021公開)。学部3・4年生~大学院生に対するRDM教育のスタートラインにすることをコンセプトとして開発された。内容は今後も充実されていく予定。学部生を主ターゲットにし、オンラインで授業課題を解いたり、レポートを書いたり、調べものを行ったりするための各種サポートを集約したポータル・サイトEncourage Your e-Learning(https://alc.chiba-u.jp/eyr/online.html)もある。
報告書
- デジタルユニバーシティ化に向けた大規模データのアーカイブ・公開・メタデータ付与システムの実証実験報告書
- https://www.nul.nagoya-u.ac.jp/oap/os/assets/gakunai/ISEE_report.pdf
- 宇宙地球環境研究所が実施した、宇宙地球科学データのアーカイブ・公開・メタデータ付与システムの実証実験の報告書。今後の機構および本学における学術データの保存、活用に向けてのパイロット事業としての知見を得ることを目的としている。※学内のみアクセス可
ファイルサイズが大きくてメールで送れない場合は?
- NUSSなどをご利用ください。
登録できるファイルサイズに制限はありますか?
- 全体で150MBを超える場合は、事前にご相談ください。
公開にあたって注意することは?
- 権利関係は事前にご確認ください。
- その他、申請書の確認項目を参照してください。
その他のよくある質問について
- よくある質問-研究支援についてもご参照ください。
お問い合わせ
〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学附属図書館 情報管理課 電子リソースグループ(リポジトリ担当) E-mail: lib-os::t.mail.nagoya-u.ac.jp(::は@に置き換え)