覚書(MOU)

シェアードプリントプログラムの加盟館間の覚書は、プログラムおよび互いに対する加盟館の保存責任を確立し、強化するために不可欠です。これにより、信頼関係を築き、方針と実践についての理解を共有することができます。

ベストプラクティス

このベストプラクティスでは、シェアードプリントプログラムの覚書(MOU)に含めるべき要素を提案するとともに、覚書の作成に関するより詳細なガイダンスと事例の情報源を紹介します。覚書はガバナンス/方針の文書であるため、このベストプラクティスは他のベストプラクティスと異なり、Good、Better、Bestのレベルは設定されません。

覚書において考慮すべき要素 1

  1. ビジョン、目標、範囲を含むプログラムの説明(参照:方針策定とプログラム管理コレクションの範囲プロジェクトの範囲
  2. 参加資格
  3. 参加館の種類
  4. 参加組織の参加および脱退の方法(参照:シェアードプリントプログラムからの脱退
  5. ガバナンスと運用モデルの説明(参照:運営体制
  6. ビジネスモデルと財政的義務の説明(参照:方針策定とプログラム管理
  7. 保存資料の選択、識別、検証、保管方法(参照:保存の基準
  8. 保存責任の期間(参照:保存期間
  9. 保存資料の所有権の定義と保存および維持管理の要件(参照:シェアードプリントプログラムにおける保存
  10. 保存資料を加盟館間で移管または除籍する方法(参照:保存責任または資料の移転
  11. 保存資料へのアクセスを提供する方法(参照:リソースシェアリングとアクセス
  12. 参加組織のその他の責任
  13. シェアードプリントプログラムを解散するプロセス
  14. 覚書を修正または見直す方法

覚書と他の文書との関係

シェアードプリントプログラムは、覚書で確立された基盤の上に構築された多くの個別の方針および手続き文書を保有することになるでしょう。したがって、覚書はプログラムのさらなる発展を導くのに十分な情報を提供する必要がありますが、詳細な方針および手順を盛り込むべきではありません。そうしてしまうと、覚書の変更にあたって顧問弁護士の審査が必要な組織の場合、承認プロセスに時間がかかってしまう可能性があるためです。さらに、このような詳細な方針や手順はデジタル化技術、メタデータの標準、リソースシェアリングの実践などの要因の変化により、時間の経過とともに調整が必要になる可能性がありますが、これらが覚書の中に盛り込まれているのでなければ、協定全体の見直しまでは必要ありません。

事例:既存の覚書

最終更新日:2022年11月


原文:https://sharedprint.org/best-practices/memorandum-of-understanding-mous/

脚注

  1. これらの要素は以下から引用しました:Revitt, Matthew. 2014. Shared Print Agreements for Monographs: A User’s Manual. Library Staff Publications. 22. https://digitalcommons.library.umaine.edu/lib_staffpub/22.↩︎